るり子の日記


おうちがすき

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■2017年12月12日 チーズおろしスルドイ
筒状の紙箱に入ったパルメザンチーズでなくて、オサレなパルミジャーノ
の塊が欲しいと坊に請われて買い、使い残しを自分ですりおろしていたら、
案の定私らしく赤い粉チーズに。やる気なくして粉を全部捨て、塊を冷蔵
庫に放り込んでいたらますます固くどうしようもなく。でもイタリア風肉
じゃがなるものに使いたくて苦心してゆっくりおろした。続きは全部おと
んがやってくれた。最後の塊どうするの? シチューに入れる? と聞い
たら、口に放り込んで「おいしいよ」。その手があったか。ありがとね。
■2017年12月11日 和紙テープ
アスクルという事務用品の通販屋さんでコピー用紙をまとめて買ったら、
電器屋さんのよりもしっかりしていた。また買おうと思っていたら倉庫が
焼けてしまい、もういいかなとマスキングテープと一緒に買おうとしたら、
個人向けは紙ぐらいで、ムズカシイものはダメだって。でも電話番号と屋
号があれば法人客とみなされるとあり、確定申告の書類に「屋号」を書い
たなーと思い出す。ダメもとでやってみたら買えました。柄なしのマスキ
ングテープ、和紙プリンタ用紙を駆使していたことを思うと非常に便利。
■2017年12月10日 遺伝子スクリーニング、PS1異常
いつか映画を見なくてはと思っていたら、本とのご縁が先に来た(図書館
で目についた)ので読了。リサ・ジェノヴァ『アリスのままで』キノブッ
クス。50歳のアリスは、遺伝子に原因のある若年性アルツハイマーで、子
どもに受け継がれる確率は50%。3人の子のうち1人は調べず、1人は白、1
人は黒だった。アンジーさんは将来乳がんになる確率が高いからと切除手
術をしたが、脳はそういう訳にはいかぬ。全く手の打ちようがないのに検
査すればわかる。検査を受けるか否かは本人の意志次第とは厳しすぎる。
■2017年12月09日 一気読みが好き
角田光代訳『源氏物語』(河出書房新社)を読み始めたのを記念して、ほ
ぼ忘れていた「源氏文字鎖」を、散歩しながらおさらいしている。散歩中
の課題として、以前試みた「一人しりとり」よりも楽しいと判明。心理学
用語の「学習の節約」ってホント。前覚えたときより楽です。角田源氏は
大変読みやすい。700ページ近くで3巻中の上巻。まだまだある、と嬉しが
っていたら、期限が来ちゃった(次の方もお待ちで延長不可)。3巻揃っ
てからばっと行こうかな。あっそうだ町田康様『ギケイキ』待ってます!
■2017年12月08日 30人分の髪でウィッグ1つ
「髪を失った病児に天然毛の一点ものウィッグを」というヘアドネーショ
ンは、白髪でも大丈夫と知って伸ばそうと思い、夏の暑さにすぐめげた。
こりゃダイエットと一緒だねえ。別司芳子『髪がつなぐ物語』文研出版を
頂いて、小学生の男の子が自分の意志で髪を伸ばして参加しているのを知
った。「生まれつきの金髪でも染めさせる」という大人たち、この子を見
よ。戦わねばならないことがいっぱいある子どもらにウィッグを贈りつつ、
本当はそんなものなくてもらくに生きられる社会を、という見識も見よ。
■2017年12月07日 相沢康夫創作玩具展
相沢康夫『発想力のアイデアBOOKひらめきスイッチ』(マイルスタッフ)
が楽しくて、熟読したつもりでいたが、大泉学園ゆめりあギャラリーで開
催中の相沢康夫創作玩具展ギャラリートークに参加してみると、目だけで
読んで理解していなかったところがたくさんあったとわかり、再度熟読中。
やっぱり実物は面白かった! 10日にはつみきショーもあり(予約制)。
動画はいくつかアップされているけれど「生は違う」のは花火と同じです。
今後も全国巡回で、来年秋には金沢の21世紀美術館で開催とか。お運びを。
■2017年12月06日 週刊 DUDIKO 325
カイとカイサのお洋服

 ベスコフ『カイとカイサのぼうけん』(福音館書店)の出だしがすごく
好きだ。苔むした枯れ木をドラゴンに見たててあそぶきょうだいを見てい
ると、玄関マットに座って、空飛ぶじゅうたんごっこをしていたわが子を
思い出す。
 トムテの魔法で空を飛べるようになったドラゴンが、どこにいきましょ
うと尋ねてくれたので、海のむこうのお話の国に行くことにした。ああ、
わかる。夜のむこうの訳わからんお話(夢)の国と、私たちはいつも親し
くしているのだから、「遠くに見える、青い筋のような海」のむこうが、
そういった不思議な場所であっても、驚きはしない。
 お話の国にいたのは、さらわれた姫、囚われの若者、邪悪な見張り…定
番通りかと思いきや、人種差別、退屈な勉強、叱るしか能のない先生も出
てきて、大変興味深い。そのような「お話の国」は、やがて子どもたちに
見切りをつけられてしまう。
 そして両親のもとへの、嬉しい帰還。よかったー。子どもたちにとって
のハッピーエンドは、美男美女の結婚式のその先であり、地に足付けた現
実の、子どもらしい暮らしに、戻ってくることだった。
 表紙に描かれた、邪悪な見張りドラゴンの、緑のうろこと赤いとげの対
比が、一番やなかんじのムカデみたいで、正視できない。かといって、そ
いつを見下ろす親切な「枯れ木ドラゴン」に好感が持てるかと言えば、そ
の目つきに、どうも親しみが持てない。アメリカの書店でこの本を見かけ
たときは、表紙のこの絵だけをちらっと見て、ろくに開かずに、そのまま
にしてしまった。昨年訳されたお話とともにちゃんと開いて見ると、親切
な枯れ木ドラゴンの頭が、イルカみたいにまるっこくて、その働きととも
に、いとおしく思えてくる。
 森で枯れ木にまたがって遊んでいただけなのに、思いがけず家を離れる
ことになった二人は、農家の子どもの普段着を着て、裸足だった。お話の
国から帰ってきたときは、金の冠をかぶり、白テンの毛皮でふちどりをし
た、王族の衣装を身に着けている。二人があちらで助けた姫が、王の娘だ
ったから、客人としてそのような扱いを受けたわけだ。
 現実的に、本を開いてお話の国に行ってきた我々は、そのお話を読む前
の自分に比べて、なにか高貴なものを身につけてきたような気がすること
がある。だから、この絵本のカイとカイサの最初と最後の衣装の表現には、
「ああ、お話の国に行ってくるって、こういうことだなあ」と、共感した。
■2017年12月05日 A様ありがとうございました
今年も高山のパン屋さん、トランブルーのシュトレンを頂いた。以前子ど
もが「世界一おいしいお菓子」と絶賛していたが、私もそう思う。あんま
りおいしいので、他のお店のシュトレンをあれこれ試したけれど、「甘い
ぶどうパン」みたいなのばかりで、トランブルーは別物という結論に達し
た。昨年12月4日の日経電子版によれば、名店のシュトレン10種を取り寄
せてブラインドテストをしたところ、第一位がトランブルーだったとのこ
と。驚かない。だって世界一だもの。年々予約困難になっているようだ。
■2017年12月04日 おとし
整体に行ったら、夫婦そろって同じところが悪いと言われた。何となくわ
かる気がして、面白かった。丈夫だと自信のあるところ(私どもだと肩や
腕だそう)を過酷に使いがちなので、この年になったらしばらくそこを休
めてやって、それからまた一生懸命使うようにすると、今までとは違った
新しい楽しみも見つかるのではないか、とのことだった。確かに「肩こり
って何?」という暮らしをしてきたのに、このごろ二の腕が訳もなく痛く
て嫌だなー、どうしちゃったんだろうと思っていた。ゆっくりしよかね。
■2017年12月03日 愛妻家に弱い
NHKらじる>聞き逃し>文化講演会>加藤一二三「挑み続ける将棋人生」
に、こんなお話があった。「『人生は、深く考えるように招かれている』
と、小学校2年生の時にグラジオラスの花を見ていて考えた」。大変感銘
を受けた。「ひふみん」といういかにも愛されキャラらしいあだ名以外の
ことは何も知らなかったので、ウィキペディアを読んでみた「対局日に登
校出来なかった加藤のために、授業のノートを取って届け続けてくれた同
級生の女子と結婚した。以後、仲の良い夫婦である」。かっこよすぎ〜。
■2017年12月02日 古いハガキに切手足し
毎日新聞の「仲畑流万能川柳」略して万柳が笑えるので大好きで、一緒に
笑いたい友人に切り抜いて送っていたら、彼女は投句を始めて素晴らしす
ぎる。おとんに爪の垢でも…と言われて「ごもっとも」と、1回だけハガ
キ出したかな。彼女に会ってアフタヌーンティーをご馳走になった。3階
建てのピカピカのお皿のアレ。いっぺんやってみたかった願いが叶った。
「貴女も投句をね」と言われて頑張る。3つはすぐできたけど後が続かな
い。「ハガキに5句まで」と言われると、5句書かなくちゃと思っちゃう。
■2017年12月01日 該当者でなくても
私は黒髪、私は制服改造してない、だから怒られない、だからいいという
ものではない。「髪染めは校則違反です。でも黒髪でない人には髪染めを
強要します」という珍妙なこづきまわしに立ち会うために、学校に来てい
るのではない。体罰に関して言えば、自分は殴られなくてもそれを見てい
なくてはいけない苦痛は同等だ。そんなことを教育だとされる不愉快を侮
らず、学業の教授に専念して欲しい。「生徒の見た目が揃っていないと教
育できない」という前提がおかしいことに、そろそろ気づいてもいい頃。
■2017年11月30日 怒りすぎ
夢を見た。高校でプールに入った私の髪が半分ぐらい抜けて、残りは塩素
で赤茶色。体育教師に黒く染めろと言われて反逆に出る。塩素でさえこう
なるのだから、染粉なんか絶対使わない。プールにも二度と入らないと宣
言する。ちょうど来ていた子どもに告げると「アハハ、おかあ怒りすぎ〜
」。そうだ私は怒っている。母子家庭だから髪が赤いのだろう。黒く染め
ろと強制されて、かぶれる旨告げたのに聞き届けられなかったばかりか「
生来の金髪でも染めてもらう」と開き直ったあの話。狂っていると思う。
■2017年11月29日 週刊 DUDIKO 324
お金があったら何をする?

 新刊絵本、チャールズ・キーピング『ふるいせんろのかたすみで』ふし
みみさを訳、ロクリン社は、1983年『たそがれえきのひとびと』わたなべ
ひさよ訳、らくだ出版の新装新訳版。「お話の理解を助けるために描かれ
たさし絵」という感じがしない。絵画としての迫力が、群を抜いている。
色遣いが素晴らしく、時間が経つほどに美しさが際立ってくる不思議な絵
で、私は好きだ。
 貧しい老人長屋の8人が、にわかにお金持ちになった。それからどうし
たかが淡々と描かれて、良いも悪いも言ってないから、こちらはいっそう
考えさせられる。
 34年前、とは言わないが30年前にはちゃんと読んで感心していたにもか
かわらず、子どもには読まなかったのを覚えている。もしこの子たちが「
くじが当たってお金持ちになる話」に、あつく、あつーく憧れてくれちゃ
ったら、ちょっと嫌だな…とかなんとか、今思えば笑ってしまうような、
愚かしい憂いにより。「どっちにしても、まだ難しいんじゃないかしら」
というわけで。
 「難しい」は、便利な言葉だ。自分がそこから逃げているのを、隠すこ
とができるから。今なら読むと思う。人がお金をたくさん持ったら、それ
まで隠されていた本性が、ぶわっと表出してくる。その様子を子どものう
ちに見ておいても、損はないと思うから。
 長屋で毎週10ペンスずつ出し合って、1枚だけ買っていたサッカーくじ
が、25万ポンドの小切手に化けた。絵によると小切手の日付は1973年9月。
調べると1ポンド642円。1億6000万円。国鉄(JRになったのは88年)の初
乗りが30円の時代の1人2000万円って…。仮に初乗り切符代で、単純に比
例計算すれば、1人9300万円。
 くじが当たったときの彼らは肩を組んで、みんな一緒に普通に喜んでい
るのだけれど、その後の彼らはそれぞれ違い過ぎて、興味深くも恐ろしい。
ご老人たちの変化を書きましょう。ネタバレ失礼。
 まずケチおじさん以外は、借家を買い取って改装。外装は、小切手を受
け取った日に着ていた服と、同じ色になっている。それに気づいて前のペ
ージに戻ると、それぞれの暮らしの中に、その色が既に見えていて面白い。
 ゴミ捨て場(収集車など来ない)で遊ぶしかない子どもたちを案じてい
たおばさんは、その土地を買い取ってバラを植え、子どものあそび場にし
た。
 ゲバラの写真の前で、世の不正についていきまいていたひとりぼっちの
おじさんは、湧いて出た「友達」にたかられながら、ギャンブル三昧とな
る。
 ごちそうのレシピを壁に貼って楽しんでいたおばさんは、美食と酒です
っかり肥満した。
 サムという金魚を1匹だけ飼って、1日中見とれていたおばさんは、大水
槽で大量の金魚を飼うようになって、サムを見失う。
 船乗りだった思い出を胸に、ぼうっと暮らしていたおじさんは、家を売
り、車を買って旅に出た。
 少ないお金を何度も数えていたしみったれおじさんは、増えたお金を相
変わらず数えるだけで、使わない。
 おしゃれにあこがれていたおばさんは、モード系ファッションに身を包
み、イタイ感じに。
 ゴミ捨て場から拾ってきた部品を磨き、自転車を組み立てて子どもたち
にやっていたおじさんは、相変わらず子どもに自転車を組み立ててやって
いる(部品はたぶん、新品の取り寄せ)。
 お金で実現できる志もあれば、お金で育ってしまう欲望が、破滅への近
道をたどらせることもある。後者は他人事ではない。私の両親は、子ども
の頃何年も餓えていた。餓えのない時代に生まれた私は、「また服が縮ん
だあ」と大嘘を言っている。
 それでも、バラおばさんや自転車おじさんへの憧れの気持ちは持ってい
る。この絵本を、自分の本棚に迎える。
■2017年11月28日 保温暖簾(のれん)もう1枚
うちの床暖は「あったかーい」というのではなく「寒くない」というだけ
だが、朝のゴミ捨てから帰ってくると、それがめっぽう有難い。この有難
さ逃すまじ! 今年2月に階段との仕切りに間仕切り断熱エコスクリーン
100×250僂鮗茲衂佞韻燭蕁△泙△泙△慮た目でなかなかの効果があった
ので、玄関との境の引き戸の手前に85×200僂涼販をつけた。家の中に
ながーい布がびらびら垂れ下がっているのを見て、子どもが「おもしろー
い」「へんな家ー」と笑う。夫が「プラシーボ効果の高い人だ」と呆れる。
■2017年11月27日 白ばっかり5つ
水栽培の終わったヒヤシンスを地面に植えたのが、結構咲いてくれるので、
今年はもう球根はいいかなと思っていたけど、やっぱり少し買っちゃった。
花粉症対策のスピルリナ大瓶の口径が、ぴったりサイズ。しかも茶色いの
で「根っこを黒い紙で覆いましょう」をやらなくてもよい。ゴロゴロと貯
まる瓶を捨てられなかったのは、きっとどこかでヒヤシンスのことを考え
ていたからだわ…と後付けの理屈。昼にセットして夕方気づいたら、もう
緑の芽が見え始めていてびっくりした。水に餓えていたんだねとおとん。
■2017年11月26日 忘れがたきお言葉
精神的な結婚継続税と、離婚税と、独身税は、費目は違えど結局同額では
ないかと思ってきた。人とは比べられないし、一度に別の自分にはなれな
いから証明不能だが。子持ち税(PTAとか、心配ごととか)と、子なし税
(働く女性が上の地位を狙う時、『自分は能力が高い人間である』という
ことを示すために『子育て経験』が必要だと、女性達が判断するのではな
いか」by酒井順子)も同額だと思う。政府が現実の子無し税検討中とか。
私らは「閉経したババアは死ね(byイシハラ)税」を払わされるかもね。
■2017年11月25日 色に飽きてカバーに逃げた?
今は、ランドセルにビニールカバーをかけて使うのね。お高いそうだから
気持ちはわかるけど、だったら最初から軽くて雨に強いリュックの方が…。
大人ならブランドバッグにビニールカバーなんて絶対かけない。まあ急な
雨の時にはシャカシャカ袋に放り込むかもしれんけど。ちっちゃな1年生
にも、すらっとした6年生にもランドセルのサイズは痛々しい。この辺り
の男の子はだいたい黒で、女の子は焦茶(←綺麗!)ピンク空色藤色橙…。
幼稚園の時の一瞬の好みの責任を、6年間ずっと背負わされるのも気の毒。
■2017年11月24日 デコさま人形
子どもの時、お姫さまの絵ばかり描いてあそんでいたら、おばあちゃんに
「またデコさま人形描いとるの?」と言われた。おばあちゃん語としてそ
のまま受け入れていたが、大きくなってからマンガで「デコラティブウー
マンの意では?」とあるのを読んで、おばあちゃんは知らなかったと思う
よーと笑ってしまった。高峰秀子様のデコちゃんからという説もあったが
違うと思う。後日知ったことに、でくのぼうの木偶の字を当てて、人形浄
瑠璃の人形の首のことをデコというのだって。由緒正しい言葉だったのね。
■2017年11月23日 頑張れ絵本やさん
絵本やさんのメリーゴーランドと言えば四日市、ということは知っていた
が、京都にもできたのは知らなかった。そこの店長鈴木潤さんによる『絵
本といっしょにまっすぐまっすぐ』(アノニマ・スタジオ、16年6月)を
書評で知って、読んでみたらとっても楽しかった。余韻を楽しみながら本
のおしまいの方を読んでいて、ぱっとページをめくったら、うちにあるの
とまったく同じ形のヒンメリの写真が目に入って、おおっ!と嬉しくなっ
た。ヒンメリの形なんて無限にあるのに、この一致に、にこにこにこー。
おそともすき