るり子の日記


おうちがすき

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■2017年07月22日 べたべたしたものは片付けましょう
エマ・チチェスター・クラーク『ヒルダさんと3びきのこざる』徳間書店。
おさるさんたちも学習しないけど、ヒルダさんこそ、こんどこそ学習しま
しょうよ!片付けの労力を思うとクラクラ…。お家もお話もこんなに散ら
かっちゃって、どう収集つけるのかなあと、楽しみなような怖いような気
持ちになったところに、さすがクェンティン・ブレイク。一瞬いい子に見
えることがあっても「おさるたちのいたずらは永遠に不滅です」の宣言を
たからかに。そうそう、ぜひ大きめの固体のものであそんでくれたまへ。
■2017年07月21日 咲く、咲かない
4月の終わりによく咲いた白藤が、枝をわさわさ伸ばして通り道をふさぐ
ので刈り込んだら、また花芽をつけてくれた。と思ったらすぐ開いた。こ
んどは白にうすーい紫がほんの少し混じっている。匂いを楽しみたくて部
屋に飾る。春とはちょっと違うみたい。葛の花に近い感じになってきたか
な。いい匂いで嬉しくなる。もう一つ、雑木林の道の脇にはみ出して生え
ていた藤の苗を移植したのは、何年たっても全然咲かない。買ったさくら
んぼの苗も花が咲かないから当然実もならない。何がいけないのかなー。 
■2017年07月20日 「ガガガガ」
昼間の空いたTXの普通列車で浅い居眠りをしていたら、ドアの開く「ガガ
ガガ」という大きな音で目が覚めた。なんだなんだと思って見直す。ドア
が閉まるときは静かなのだけど、開くときだけかなり大きくなにかに引っ
かかる音がしているのだった。3号車のつくばに向かって左手の前から2番
目のドア。乗客でないと気づきにくい不具合かと思うが、故障の始まりな
らひどくなる前に手を打てるかなと車中でメモを書いて降車後改札で渡す。
「調べます」って。殆ど遅延のない素晴らしい電車。ただし運賃が高い!
■2017年07月19日 週刊 DUDIKO 308
けなげさを強いる絵本

 絵本学会が発行している『絵本BOOKEND2017』の「フリー編集者の仕事
と魅力」を読んだ。フリー編集者の細江幸世さんが、こう発言しておられ
る。「主人公の子どもにけなげさを強いて、それがその絵本を読み聞かせ
る大人の感動を呼ぶ、という作りの絵本が増えている」。
 ああ、なるほど! 売れていて、「好き」という人も多いのに、何とな
く違和感のあったあの絵本も、この絵本も、子どもにけなげさを強いてい
るから嫌だったんだと、初めて判った。
 その視点から見直してみると、ますますこの視点の必要性を感ずる。子
どもに大人の顔色をうかがわせて、それがいい子のお行儀と教えたがって
いる絵本。親が自分でもこの態度ではまずいのではないかと感じながら改
めようとせず、くよくよいらいらだけは一人前で「こんなに苦労して母や
っている」と思っている。自分がいかに大変かの言い訳が巧み。
 「大変」のしわ寄せを子どもに押しやって、「いいのよ。あなたはそれ
でいいのよ」と言って欲しくてしょうがない。絵本がそれをしてくれると
嬉しく、有難く「感動しました」になる。子どもに我慢を強いることにな
るのは「仕方ないじゃないの」となる。なんか違う。
 自己教育が必要な状況に、絵本を使うのはよいとしても、もう少し優雅
な手段がありそうなものなのに、こんな底の浅い本でいいんですか?と問
いたくなる。そんな「人気絵本」が増えているように思う。
 この本のことです。ここに違和感を感じますと具体的に言えたら楽だろ
うと思う。しかし、それはしない。絵本について話すようになって、32年
になるが、その初期の頃にこんなことがあった。
 本を売る方たちの小さな勉強会に招かれた。導入の課題を「好きな絵本
を一冊ずつ持ち寄って紹介する」ことにしたとき、手ぶらでいらした方の
お話が忘れられない。彼女の一番好きな絵本は、『ロッタちゃんのスパゲ
ッティ』だという。
 「子どもの時に持っていた本で、もうなくしてしまったので、お見せで
きません。何かの付録だったような気がします。内容は、日曜日にお父さ
んがスパゲッティをつくって、ロッタちゃんに食べさせてくれるというも
のでした。粗末な紙におざなりな絵と言葉。絵本が好きでたくさん集めて、
目の肥えてしまった今の私だったら、選びません。でも父が、小さい私を
膝に乗せて、これを読んでくれました。そして日曜ごとに、ほんとにスパ
ゲッティをつくって、食べさせてくれました。だから『ロッタちゃんのス
パゲッティ』は、私にとって一番だいじで大好きな、思い出の絵本です」。
 なんてすてきなお父さま! 絵本の出来具合なんて、二の次なのだ。話
が面白くない? 絵がひどい? それがどうした。いっぱい可愛がってく
れる人の膝で、何度もくりかえし読んでもらったという事実の前に、他の
ことは全部かすんでしまうのだなあ。
 だいじなことを教えて頂いた。以後、公の場で、絵本の悪口は控えるよ
うに努めている(これでもね)。私がうっかりけなした一冊が、どなたか
にとっての『ロッタちゃんのスパゲッティ』だったとき、それを読んで下
さった愛情深い方との神聖な思い出に、疵をつけることになるからだ。気
がつかずにそれをやっていることはあると思うが、気がついたときは、セ
ーブしている。なるべく否定形をつかわずに、この先読むときは、良い選
書をね!ということを、肯定形で言えたらいいなと思う。
 でも絵本のタイトル名指しでなく、「主人公の子どもにけなげさを強い
て、それがその絵本を読み聞かせる大人の感動を呼ぶ、という作りの絵本
が増えている」(by細江幸世氏)のは困りますね、ということは、今後私
も言っていきたい。
■2017年07月18日 メリーメリーの2巻
「あぁ、なんていい子!」って、ここだけ取り上げたら何の変哲もない普
通のせりふだけど、すえっこメリーメリーのおねえちゃんが言うと、ぶは
はと笑う箇所になってしまう。ジョーン・G・ロビンソン作・絵、小宮由
訳『メリーメリーのびっくりプレゼント』岩波書店。このおもしろいすえ
っこちゃん、お行儀がよくてしとやかで、いつも頭を使って自分で自分の
機嫌をちゃんとしようと努力するあっぱれな子。上記の通り、ふつうの言
葉でおかしみを出してしまう訳文も、作者自身による愛らしい絵もいいな。
■2017年07月17日 原爆献水供養
夏になると戦争や原爆を描いた絵本や児童文学が出版される。子ども怖が
らせてどうすんだと思い、私は薦めてこなかった。指田和『ヒロシマのい
のち』文研出版を頂いたので、感想を伝えるために読み始める。高齢化す
る被爆者の声を今のうちに聞く企画。子どもに読ませなくても…と自分も
読まずにいてごめん。大人は読んだ方がいい本だった。水を欲しがった瀕
死の被爆者に「飲んだら死ぬ」として水をあげられなかった悔いから、滝
に打たれて祈り、水を供養塔や慰霊碑に供える「原爆献水供養」を知る。
■2017年07月16日 術策にはまる
いつものように本のことを調べようとamazonをチクするがつながらない。
わしまたなんかやったのか。ニュースサイトに行ってみたら、2日間限定
セールでアクセス集中のためダウンだって。すぐ回復。セールがあること
自体知らなかったけど、そろそろテフロンがはげてきて「今は買わない」
に入れてあるフライパンも安いのか。該当。今シーズン4枚だめにしたス
トッキングも該当。つい買ってしまう。一人勝ちが気味悪くできれば他で
買いたいと思っているのに。宅配の方にも申し訳ないと思っているのに。
■2017年07月15日 近江の君ばりの早口
吃音という氷山の一角の海面下には「自信がない」「人前で話すのが苦手
」などの目に見えない問題が沈んでいるという記事に、私の早口も実はそ
れらの現れかもしれないと思い至った。絵本の話をするのが大好きで、夫
に「マイクを持ったら離しません」とからかわれるが、このほど「少しせ
かせかとしゃべるご様子に聞きほれ…」という愛に溢れた(ここは確信)
お葉書を頂いて気づく。早口は自信もなく、人前で話すのが苦手なせいか
も。「源氏物語のお姫様にたとえるならば近江の君」は多分一生治らん。
■2017年07月14日 吃音
吃音についての新聞記事を読んでいたら、私も昔、吃音があったことを思
い出した。妹が次々生まれる中で、長子の私は言葉につかえるようになっ
た。保育者の母が人に尋ねて「咎めない。ものすごくゆっくりと耳を傾け
る」というだけの方法で治してくれたらしい。自分では全く記憶にない。
それにしても婆ちゃんすごい。2人目3人目4人目が生まれれば2人3人4人分
の母をせねばならなくて、どうしても下の子に注意力も手も取られるなか、
1人目の吃音を淡々と受け入れ、するべきことを100%やってくれたんだな。
■2017年07月13日 タイムリミット
いしいしんじ『ある一日』新潮社と、甘粕りり子『産まなくても、産めな
くても』講談社17年2月を読む。かつて私が新卒で入った出版社で、助産
婦(当時)学院教授やヨガ安産の先生による出産の本、産婦人科医による
不妊の本など作っていたのと、自分も3回産んだから「大体知ってる」よ
うなつもりでいたけれど甘かった。最近の事情とそれに応じた最新知識が
だいじと知る。妊活のひとまずのタイムリミットは35歳、特別養子縁組の
おおまかな年齢制限は両親ともに40歳以下とも知った。命は長く旬は短い。
■2017年07月12日 週刊 DUDIKO 307 
私の好きなピザ

 まず「堀井和子の気ままなパンの本」(白馬出版、1987年)で覚えたピ
タを焼く。同じ本にナンも載っているが、乳製品の入らない、そっけない
こちらの味の方が好き。ピタのようなポケットブレッドになることはあま
りない。
 もっぱら「パンこね機」として使っているパン焼き器に、ぬるま湯250
奸強力粉450g、砂糖大さじ1、ドライイースト小さじ1と4分の3、透明ご
ま油36g、塩小さじ3分の2を入れて、こねと発酵まで、自動でやってもら
う。
 発酵したたねを16等分(でなくてもいいけど、扱いやすい大きさなのと、
半分の半分の…でできるから楽)して、ざっとまるめておく。ホットプレ
ートを温め始める。
 オーブンシートかオーブンペーパーの間にたねを挟んで、麺棒でのす。
以前は打ち粉を使っていたけれど、こちらの方が味がよい気がして。好み
だと思うけれど。
 昔麺棒としても使っていた、長めのすりこぎが古くなって、山椒の木の
小さいすりこぎに変えてしまった。これはでこぼこなので、麺棒には無理。
両端にハンドルのある、ローラーがぐるぐる回るやつは場所取りだし、そ
う頻繁には使わないので、百円店の工作材料の細長い円筒形の端材で代用
している。
 これを夫のワイシャツの袖を利用してつくった麺棒入れに入れて、冷蔵
庫側面にマグネットフックで掛けてある。ここには、キッチンばさみや、
キッチンブラシ、有道杓子(うとしゃくし。朴の木を鉈で「はつって」つ
くった、白州正子絶賛の飛騨の名産品。つなぎ目がない。使うほど好きに
なる)、ラップ類の入れ物などを、マグネットでくっつけている。正面か
らは見えなくて大変重宝している。
 薄くのばしたピタのたねを、順次ホットプレートで焼いて行く。温度は
180〜220度ぐらい。裏も焼いて、ざるにあげて冷ます。
 ピタパンによつばシュレッドチーズと、くるみの小さなかけら(なけれ
ば黒ごま)を散らして焼く。たっぷりのルッコラと生ハム(家族はね。お
肉苦手の私はスモークサーモン)をのせる。チーズで充分しょっぱいので、
私は使わないが、好みで最初にピザ用トマトソースを塗ってもよい。以前
はトマト水煮とオレガノとバジルなどで自作していた。
 ピザ台の薄さ、堅さ、塩味、油っこさ、香り、取り合わせを好きにでき
る点で、どこで食べるよりも自家製が美味しいと思う。特にチーズには年
々保守的になっていく。よつばのゴーダチーズも、手頃な値段で美味しい
と思う。
 ピタパンは冷凍しておくと長く食べられるはず…なのだが、メープルシ
ロップとバターで、アカシア蜜とバターで、あるいはそのままで、どんど
ん消えていく。ちょっとイカン。
■2017年07月11日 新車の命名
時期をずらして手配したものがいろいろずれ込んで、新車が一度に二台来
てしまった。もちろん二台ともおとんの自転車ですよ。通勤用の黄色いの
は「バナナみたい」と私が言ったらしい(記憶にない)。バナナ号になっ
た。山登りと遠出用の青いのはしばらく名前がなかったけれど、名前を聞
かれたので『日本の色』小学館をチャリのそばに持って行き、見比べてつ
ゆくさ号になった。よろしゅお願いします。以前買っていた水筒までつゆ
くさ色だったからきっと好きな色なんだね。あらパンツまでつゆくさ色。
■2017年07月10日 土台は二十・十二面体
申し遅れました。星籠、スターケージは日詰明男先生の発明品。カスパー
・シュワーベ他『ジオメトリック・アート』工作舎で知って、検索したら
星籠キットが売っていたので買ってみた。宮崎興二『多面体百科』丸善に
も載っていた。出来上がりと組立前の両方買って、色紙で5本ずつ6色の印
を付けて、たっぷり2日がかりで組んだ。難しいけど楽しくて、人に説明
できるように書けないかとやってみたけど、やっぱり無理そう。簡単な表
と説明を自分用に残した。最終的には1時間ぐらいで組めるようになった。
■2017年07月09日 Five Intersecting Tetrahedra
折紙動画を眺めていたら Origami Five Intersecting Tetrahedra(5つの
交差する正四面体)というのを折りたくなった。お手本はカラーコピー用
紙5色かな。持ってないので色画用紙の残り4色と封筒の紙を使う。できた
けどぐしゃぐしゃ。色つきボンドの跡も痛々しい。透明ボンドに取り替え
厚紙を買ってくる。カッターって怪我するからはさみでやっちゃう。よし
部品はできた。いざ組もうとしたらできん。なぜ最初できたのかもはや不
明。☆6枚30本の星籠と、正四面体6辺5つ30本のこれの差も考えてみたい。
■2017年07月08日 いぬのかしばこ
薬局の受付にいくつも飾ってあって、可愛かったのでもらって帰り、折れ
るようになりましたのでと頂いた「いぬのかしばこ」という折紙。わ、ほ
んと可愛い。半身をそっとほどいてうーん、むずかしい、ダメかもと思い、
戻す。でもつくってみたくてまたほどく。うーん。時間をかければ判るの
か? 無理な気がしてきたのと、早く折ってみたくて動画検索。こりゃダ
メだ。諦めてよかった。素直に動画に教えてもらう。きれいに折れないな
ー。でも楽しいな。いくつか折って普及活動。動画見てネでとてもらく。
■2017年07月07日 ヨーコさんの届け方
佐野洋子の文庫本エッセイは常備していて、ちょっと元気が足らないとき
に、ずらり並んだ中から三冊ほど手に取り、パパッと見て今日はどの一冊
にするか決めて読みふける。大抵治る。北村裕花絵『ヨーコさんの“言葉
”』のシリーズ講談社はだから、私にとっていつの間にか、大層なじんだ
ものになっていた言葉のおさらい本。いいこと言うなあ。洋子様御自身が
画家だったのに他の人の絵?と最初思ったけど、他の人だからこそ、より
汎用化されて説得力が増す。それとやっぱり私も「知ってることが好き」。
■2017年07月06日 TEDもいいけどあれはプレゼン
つくば行きTXで本の続きを読みだし、気が付いたらベンチシート両脇の人
も本を読んでいた。珍しいことでちょっとわくわくしたのに私は寝てしま
い、次気が付いたらもう電車は空いていて、隣に誰もいなかった。「我思
う、故に我あり」のデカルトが、「良書を読むことは、過去の最良の人物
たちと会話することだ」と言っているのだって。家族や友人とのメールの
やり取りは楽しいけれど、顔合わせてしゃべる方がずっといい。偉大な人
物とお話する機会は私にはないけれど、書物の中でならじっくりできる。
■2017年07月05日 週刊 DUDIKO 306
ペリドット、ラピスラズリ

 保育園のお子さんたちと、絵本で交流する機会を与えて頂いたら、あっ
ちのクラスでも、こっちのクラスでも、男の子にも、女の子にも、服の上
に掛けていた、ロングネックレスをほめられた。小さな可愛い手をそうっ
とのばして、だいじそうに触って「きれーい」と感心してくれるので、嬉
しくなってしまう。
 「自分でつくったんだよ」と言うと、「つくれるの?」と目を丸くして、
身を乗り出す。「小さな石に穴を開けたのと、ガラスでつくったビーズを、
糸でつないで…」と言うと、「そんな石が売ってるの?」と、つくりたそ
うにする。きっと、自分でつくって、おかあさんに贈りたいんだろうな。
可愛いなー。
 図書館で、デ…じゃなくて、豊満を目立たなくする服装術みたいな本を
読んで、胸元に深いV字をつくるロングネックレスの効果を学び、よっし
ゃと自作したうちの二つ。
 一つは「橄欖(かんらん)」というレストランでの結婚式に参列した頃、
オリーブ=橄欖の色をした宝石である、かんらん石=ペリドットって、き
れいだなと思った。ついでにペリドットの石言葉は「夫婦の幸福」だそう。
なるほど、結婚式にぴったり。
 ペリドットは、透明感のある黄緑色をしている。緑色の高価な宝石、エ
メラルドよりずっと明るい感じだ。不定形の細かいかけらの角を取ったペ
リドットに、糸通し用の穴を開けたさざれ石のビーズも、手頃な値段で売
っている。そのままつないでも面白くないので、小さな金色のガラスビー
ズを間に挟みながら、テグスで直接、針を使わずにつないでいく。ペリド
ットだけの時よりも、明るさが増して、石の形もひきたつ。金具は着けず
に長めにつくり、首に掛けてから一結びするようにした。
 もう一つは、漢字は違うけれど、私の名前の音にちなんで「瑠璃」を調
べていたときに買っていた、ラピスラズリのさざれ石ビーズを使ったもの。
ネックレス用ビーズは大抵、襟もとを飾るのにちょうどよい、40センチを
一つの単位として売っている。歳と共に襟の詰まった服が好きになったこ
ともあり、今回の目的は「深いV字」の形成でもあり、やっぱり欲しいの
はロングネックレスだ。一時期ビーズ細工を楽しんでいたが、その後忙し
くなってしまった人から、いろんなビーズの入った箱を譲り受けていた。
そのなかに、群青色のそろばん玉型ガラスビーズがあった。きれいだなー。
これを使おう。他に、天然石を染めたらしき、ちょっと色の不自然な、青
い珠のビーズも買い足した。
 ラピスラズリのさざれ石と、群青のそろばん型ガラスビーズは、全部使
いたい。染めた石の珠はあんまり素敵じゃないから、増量目的だけに使お
うと決めた。まず、1種類のビーズだけで10センチつないでみて個数を数
え、1個あたりの平均の長さを出す。それから3種類を適宜混ぜて、決まっ
た形をつくって様子を見ながら、なるべく無駄が出ないように計算もしな
がら、好きな姿にする。そうやって今回たまたま決めた「ABA7C」という
固まりを、希望の長さまでつないでいく。単純作業なのに、とっても楽し
かった。
 緑の服の日に、ペリドットのロングネックレスをした。イヤリングは昔
母にもらった、粘土か何かでつくった片耳男の子、片耳女の子の、おもち
ゃみたいな、子ども受けを狙ったあざといやつ。これにはお子さんたち無
反応。やっぱ、受け狙いはだめだなーと思い知った次第。
 暗い紺色の服の日に、ラピスラズリのロングネックレスと、何の変哲も
ない銀色のイヤリングをした。ネイティブアメリカンの「おはなしをする
ひと」というモチーフの、銀色のブローチも合わせた。これはふくよかな
おばさんが、膝に子どもをいっぱい乗せて、気持ちよさそうに大口開けて
お話をしているという、私の大好きなモチーフ。こちらは、子どもたちも
関心を持ってくれた。
■2017年07月04日 複数の方から薦められて
東陽町竹中工務店のGallery A4で「ヴァージニア・リー・バートンの『ち
いさいおうち』〜時代を超えて生き続けるメッセージ」を見る。秋の原画
の前で呆然と突っ立っていた。池の水が秋の色をしている。枯芝が一本一
本立った上にりんごがふわっと乗り、針葉樹がらせん状に葉を茂らせ、紅
葉した樹からは落ち葉が次々と降っている最中。馬は走っているし、子ど
もたちは動いている。一番奥の小さい小さい家に目が吸い寄せられたとき、
これは私にとってのマンダラだと思った。入場無料、8月9日まで。是非。
■2017年07月03日 幻想的な博物館絵本
イザベル・シムレール『はくぶつかんのよる』(岩波書店)を読んでいた
ら、また上野の博物館に行きたくなった。どうしても特別展メインになっ
てしまうが、常設の方もしばらくご無沙汰のうちにかっこよくなっていた。
絵本は黄色い蝶が案内してくれる、フランスのコンフリュアンス博物館。
すごーくきれいでちょっと怖くて、だから見入ってしまう。そこがいい。
さっき閉じたのに、また開いている。レトロな工業製品まで出てくるのが
不意打ちで「なんか私、生きてるなあ!」という感を強くする不思議本。
おそともすき