るり子の日記


おうちがすき

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■2017年04月29日 白い花
夜に帰宅した坊が「庭がなんかいい匂いなんだけど何?」。白藤ですよ。
ジャコウ藤。特に夜は匂う気がする。小さな木に幾房も下がって妖艶。す
ずらんも咲き始めた。剪ってきてコップに挿して楽しむ。ああいい匂い。
ブルーベリーの花も、小手毬の花も白。地味だが柊の花も。うちのブルー
ベリーはちょっとしかならない上に、飛び上がるほど酸っぱいから、私は
ほとんど食べない。あっそうだ、これも次々冷凍して、少したまったらジ
ャムにすればいいのか。今年はそうするね。ひんやりするGWの幕開けです。
■2017年04月28日 ユーモアのお手本
愛読したジョーン・ロビンソン『すえっこメリーメリー』大日本図書は絶
版限定5話。『メリーメリーおとまりにでかける』岩波書店と続く2冊で15
話全部が読める。電車の中で読みながらのくすくすを我慢したにまにま笑
いがよけいに変だったかも。メリーメリーは末っ子で一番強気。私は強気
の女の子が好きということがわかった。自分を省みればもっと早くにわか
ったはずだが。仲良しできちんとした家庭に大安心するこの読書で健康に
なれそう。著者による絵も訳文(小宮由)も描き文字(平澤朋子)も素敵。
■2017年04月27日 時はこうやって流れる
エリシャ・クーパー『しろさんとちびねこ』あすなろ書房の表紙と裏表紙
を見たとき、子猫が親猫より大きくなる話かなと思った。うちの子どもた
ちも私より背が高いからね。そうじゃなかった。猫のしろさんはやってき
たちびねこを受け容れ、「かしこいねこのすること」を教え、成長を見守
り、一緒に過ごして幸せだった。でも時は流れる。時の経過に従って個体
は入れ替わる。入れ替わってもまた同じことが繰り返される。切なくもあ
り甘くもある、不思議な読後感。しばらくは思いを巡らしたくなる絵本。
■2017年04月26日 週刊 DUDIKO 297
コンシーラー

 母方祖母が晩年に心臓を患って、時々病院に通っていた。顔にできたい
ぼが気になって、お医者さんに尋ねると、ちょっと触って「皮膚ガンじゃ
っ」と、あっさり言われて気落ちしていた。どうせおばあさんだし、どう
せ心臓が悪いのだけれども、本人はやっぱり怖くて悲しかったと思う。今
のお医者さんは、もっとずっとお気遣い下さると思う。
 ずいぶん前のことで、検査に出した上での言葉だったかどうかは不明だ
が、私にもおばあちゃんから引き継いだ同じ素質は、あるのかもしれない。
そう思って、かぶれで皮膚科に行ったついでに、「これは放っておいてい
いですか?」と尋ねてみると「老人性のいぼですね。レーザーメスを使え
ば、1平方ミリあたり3000円で取れますよ」。
 おとんに「おいくら?」と尋ねると、ノギスを持ち出して、ちゃんと計
ってから、概算してくれた。「12万ですね。お金つくってから来て下さい
よっ」だって。
 まずは2000円弱のコンシーラー(お化粧品ですよ)を買う。これは肌色
の「修正字消しペン」みたいなもので、下地クリームの後、ファンデーシ
ョンの前に使う。
 前に数百円のを買って持っているけれど、あんまり効かなかった。これ
でだめなら、ほんとに字消しペンホワイトの方がいいかな? いや、やめ
とこう。またかぶれると嫌だから。
■2017年04月25日 生姜ココア、ミルクなし
高校生のときに雑誌で読んだココアの作り方が気に入って、ずっとその方
法でつくってきた。純ココアを軽く鍋でから煎りする。砂糖を入れてほん
の少しの牛乳でよく練る。牛乳で溶きながら火にかけて温める。喫茶店で
頼んだら、そこにさらに泡立てた生クリームが浮かんできて感激。もとも
とそのままでは飲めない牛乳が、歳と共にますます億劫になってきたので、
ココアもずっと飲んでいなかった。お湯だけの生姜ココアがおいしいと教
えて頂いた。ミルクなしでいいんだって。蜂蜜でやってみたらはまった。
■2017年04月24日 清水悦子先生
山下直樹先生の毎日新聞150609の記事、赤ちゃんの「寝言泣き」(ここで
は150612)についてしゃべっていたら、最初におっしゃったのは清水悦子
先生と教えて頂いて、『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』かんき
出版11年、『赤ちゃん苦手かも?と思ったら読む本』主婦と生活社15年を
読む。今のお母さんたちは、SNSや雑誌で「おしゃれで素敵なにこにこ赤
ちゃんのママ」攻撃に遭って、自己評価を下げるところがスタートらしい
と認識した。それはきついねー。特に後者、とてもいい本でした。お薦め。
■2017年04月23日 郭公花散里をたづねてぞとふ
酒井順子『源氏姉妹(しすたあず)』新潮社。あっけらかんとあからさま
で面白かった。巻頭の「光源氏と『しちゃった♪』年表」(♪のところ実
際はハート)は、縦軸に源氏の年齢と巻名、横軸にお姫さまたちの名前が
あって、関係が一目瞭然、つくづく感心した…のもつかのま、タイトルの
頭に「謹製」としてあるのにふと気づいて爆笑。参ったなー。源氏を30年
もだらだら読みしているのでこれは軽い情報再整理の本だったが、郭公(
ホトトギス)つながりで花散里に源氏が「託卵」したという見解に成程。
■2017年04月22日 翻訳のお手本はここにも
杉田圭『超訳百人一首うた恋い。』メディアファクトリーが面白かった。
1巻に全部載っている「超訳」がとてもわかりやすくて、コピーを取ろう
かなと思ったけど、その紙を「どっっっっっかにある」と紛れさせるのは
目に見えているので、手持ちの本のどれかに書き写すことにする。橋本治
『桃尻語訳百人一首』海竜社にした。これはカルタ部分を切り取って、ち
ゃんと遊んで、箱にしまってある。解説部分は自分でいいかげんな和綴じ
にした。それに写しながら思う。ほんとにわかりやすい良い訳だなあ〜。
■2017年04月21日 後発チューリップ
つかみ取り球根の、残り半分が咲いた。なんとこれまで自分で買っていた
ような、うすーーい桃色と、白の八重咲きだった。うれしいなー。エルサ
・ベスコフが描くところの『おやゆびひめ』が生まれてきたような花。そ
の夜はなんだかやたら風が強くて、チューリップの大きな頭はぐらぐら揺
れてちぎれそう。少なくとも妖精さんは吹き飛ばされそう。これは家の中
で飾る言い訳になるねっ!と、都合の良い理屈で、暗い中を切ってくる。
やっぱり可愛いわ、とっても可愛いわと、いっぱいほめながら見とれる。
■2017年04月20日 御殿場桜と笠間焼き
御殿場桜を剪ってきて、おとんが笠間の陶器市で買ってきてくれた小さめ
の花瓶に活ける。ほんとは多分、そばつゆ入れか、とっくりか、そんなも
のだと思うのだけど、口が小さくすぼまっているので、上手に洗えるとも
きちんと乾かせるとも思えず、花瓶にしている。買う時に「花瓶ですか」
と尋ねたら、「お好きなように使って下さい」と言われたそう。笠間焼き
はかっこいいけどお高いし、普通の扱いだと臭う(酢水で煮たり毎回から
からに乾したりする必要有)し、電子レンジも食洗機もダメで気難しい。
■2017年04月19日 週刊 DUDIKO 296
『狂うひと』のお父さん(ネタバレだらけ)

 島尾敏雄『夢の中での日常』『死の棘』『出発は遂に訪れず』『日の移
ろい』、島尾ミホ『海辺の生と死』は、昔読んでいた。梯久美子『狂うひ
と〜「死の棘」の妻・島尾ミホ』新潮社を読む。小川悦子氏のご本に出て
くる俳句の眞鍋呉夫と、島尾敏雄のつながりを知る。
 ミホの養父母、大平文一郎・吉鶴夫妻が素敵な人だった。大抵私は本が
だいぶ進んでから、あ、このことに付箋つけておくんだったと気がついて
試みるのだが、「そのこと」のなんと逃げ足の速いこと。既にわからなく
なっていて、あきらめる。今回は最初から感心して、ちゃんと付箋を貼れ
た。
 教養人の文一郎は中国語に堪能で、日記を漢文で書き、自作の漢詩を唐
音で口ずさむ。英語もできる。家には膨大な蔵書。屋敷に「百花園」と名
づけた庭があり、集落の人は誰でもこの庭に入って好きな花を剪ってよい。
特に美しく咲いた花には、文一郎が詠んだ俳句を記した短冊が結び付けて
あった。どんな不都合にあっても、いつもにこにこ笑っていた。加計呂麻
の押角では「ウンジュ」と呼ばれており、その意味は「恩慈父」。ウンジ
ュの山なら無断で木を伐ってもよかったし、勝手に耕作してもよかった。
ミホの幸福のためなら、「どんなことでもしてくれる母」。
 養子にしたミホを、自分たちの戸籍に入れなかった。成人した時にミホ
自身が親を選べるようにするため。一年ほど前に妻を亡くして、ミホと二
人暮らしだった文一郎は、娘の結婚で島に取り残されれば、自分が独居と
なるのは明らかであったのに、ミホの選択を支えた。「(自分のことが)
心残りで結婚を思いとどまるようなら、切腹してでも叶えさせたいとまで
言って励ましたのだった」。p214
 その逆の話は、今でもいくらでもある。意志を持ってそうする人も、意
志を失って、結果的にそうさせてしまう人も。
 文一郎はミホの結婚写真を死ぬまで大切に持ち、訪ねてくる人に見せ、
自分でも繰り返し手に取って眺めていたという。あったかい、素敵なお父
さんだなあ。
 一方、島尾敏雄も裕福な親を持ち、結婚後もすねかじりだった。ミホに
梅毒をうつし、買春も平然と。仲間内では、女癖の悪さで身を亡ぼすだろ
うと言われていた。なーんだ、そうだったのか。早く言ってよ。言うわけ
ないか。書いてる本人だもんね。『死の棘』は、敏雄に「大変ですね」と
思いながら読んでいたけど、ミホに「そんな男、要らんのじゃない?」と
思いながら読めばよかった。
 上記は12章中4章までの感想。この先は控えるが迫力ある本だった。
■2017年04月18日 梨の花も咲いた
おとんとハナズオウを見ていて「〜王?」と聞かれ「〜芳」は即答できた
が、スの字がわからない。忘れたのか?いや、もともと知らなかったと思
う。調べると「花蘇芳」でした。チャリ乗りに行って、花の写真を山ほど
撮ってきてネットにアップしてくれるので、そこに感想を書いたり、花の
名を調べて書いたりするのが楽しみ。今回は散った桜の花びらが積もって
自転車道が滑りそうなぐらい。すごかった。よその桜の写真に見とれてい
たら、うちの庭にも御殿場桜が咲いていた。気がつくの遅くてゴメンね。
■2017年04月17日 つかみ取りしてきた子
秋にホームセンターに行ったら「チューリップの球根つかみ取り」をやっ
ていて、楽しそうなのでおとんにやってもらった。「何色ですか?」「い
やもう、マゼマゼですよ」とのことで、大きなプランターにけっこうぐつ
ぐつに植えたのが半分ぐらい咲いた。全部黄色! こういうのも面白いね。
咲いたのは背が高い。天気が良いともう思いっきり開いて勇ましい。まだ
堅い蕾で色がわからない半分は、ぐっと小さくて葉っぱもふりふりで、な
んか違う植物みたい。どんな子が出てくるのかな。こんな時間差が良い。
■2017年04月16日 お国替え
大和和紀『ポケットの中の奇跡』2に「お芸術作品」制作に余念がない親
切で元気でいかついばあちゃんが、あたしゃもうじき死ぬかもしれないが
作品は残るから、ものづくりはすてきというところがある。若い子がまだ
まだ元気なのにと言うと、あんたよりは先が短く「じきにお国替えだね」。
なるほどそれいいね。ふと気づくと、同年配で亡くなった知人のことを、
わりとくよくよ考えている私に行きあたる。そうやって自分の死について
考えているのだろう。この先はその言葉も取り入れてくよくよしようっと。
■2017年04月15日 枝についてきた虫
うちのスモモは毎年実らしきものが一応なって、それが2センチぐらいに
なると枯れてしぼんで全部落ちてしまう。その花が今年も桜に少し先だっ
て咲いた。小ぶりで白い可憐な花。枝を切ってきて飾る。たっぷり見とれ
た数日後に散った。なんかおる。薄緑で1センチにも満たない尺取り虫っ
て可愛い。2センチぐらいでベージュ色のは、あんまり可愛くない。枝の
そばにいてくれたときはまだよかった。床に黒い奴がおる。歩いててくれ
れば動体視力で見つけるよ。動いてないと他に見逃しがありそうでこわ。
■2017年04月14日 美しい献辞
「いつも夜のとば口で本を読んでくれた母に捧ぐ。母が本を読むと、あり
ふれた世界は物語に、物語は夢に変わっていった」。これはメアリー・リ
ン・レイ詩、クリストファー・サイラス・ニール絵、こうのすゆきこ訳『
どこかでだれかがねむくなる』福音館書店の詩人による献辞。これだけで、
もうこの絵本が好きになる。ページを繰っていくともっとどんどん好きに
なる。最近続編も出た寝かしつけ絵本は、顔が怖くて要忍耐で私には無理。
あれよりずっと実用性が高いと思うし、何より絵も詩も綺麗でうっとり。
■2017年04月13日 柔軟剤ご勘弁
12日付毎日新聞家庭面に「柔軟剤香り 気になる人も」という記事が出て、
有難いと思った。大変気になる。曰く「香料は少量でもアレルギーを引き
起こしたり、化学物質過敏症を発症したりする場合がある」ならばこれは
「煙草の副流煙 気になる人も」ぐらいに変な書き方ではないかとも思う。
アレルギーは何度も触れているうちに発症する。今、大丈夫な多くの人も、
日常的に「香害」に接する間に、危険度を増しているのではない? 誰に
とっても他人事ではないと思う。ぜひとも煙草並みに警告して下さいな。
■2017年04月12日 週刊 DUDIKO 295
ほどいてみたら 2

 袖を改造したケイタマルヤマのニットワンピース裾丈は、私のくるぶし
よりちょっと上まであった。危なくない程度の丈まで、ベルトでブラウジ
ングして、おなかをごまかせたつもりになって着ていた。
 しかしこれだと、一番太くなって欲しくないおなか周りが、三重になる。
やっぱりこれはかなわん。スカートとセーターの、ツーピースに直そうね。
 さすがにこんどは、はさみを入れるのに勇気が要った。でも偶然、正し
い方の脇で糸を切ることができて、幸運だった。というのは、プロでもや
っぱり綴じるときにずれていくものらしい。自分ではいつもそうだから、
よくわかる。片方の脇でほどき始めたら、もう片方の脇では、2僂曚評
がずれていた。
 こういうことは目分量でやっていてもだめだと思い、裾からの段数を数
えてみたら、偶然、よい方の脇で糸を切っていたと判明した次第。ほっと
した。最初から脇の4カ所の段数を下からちゃんと数えて、合い印を着け
てから糸を切るべきだった。脇の綴じ糸を多目に解いて、綴じをやり直す。
 このワンピースは、裾丈が長いまま何度か着て、クリーニングに出して、
しまってあった。モヘアはただでさえほどきにくいのだから、お細工する
なら、クリーニングする前がよかったな。あと、4本取りの糸を編むと、
時折1本だけ余計なところで引っかけてあったものが絡まって、解くのに
困難を極めることがある。これを解くのが大変だった。糸が短いうちは、
撚り糸を解いて、そこだけすーっと抜けばよいが、糸玉になると、もうそ
れは無理。切るしかなくて、辛かった。いやほんと、編む方が簡単で、解
くのは大変だ(あ、なんか自分でよく言う「太るの簡単やせるの大変」に
似てる)。
 スカート丈は、膝小僧がぎりぎり隠れるぐらいにして、別糸で、幅広の
ゴムをくるみ込む分を、2目ゴム編みで編みつける。メリヤス編みだと8号
針ぐらいかと思われるところ、4号の輪針で編んだ。こちらは迷うところ
がなくて、簡単だった。
 セーターの裾は、スカートの裾に揃えて1目ゴム編みにするのが妥当だ
ろうが、そうやって添わせて、おなかのふくらみを強調しては、私の場合、
だめである。本体から離さないとね。目数は同じままで、ガーター編みに
すると、少し幅広になるのと、メリヤス編みの丸まりが落ち着くので、こ
れにした。大きすぎる襟ぐりも、首を隠すように編み直して、着心地最優
先にした。いろいろやっていたら、もう冬物をしまう時期だ。次の冬は、
もっと頻繁に着たい。
■2017年04月11日 冒険の始まり
「自然から材料を採ってきて、自分でつくった物を身につけている人がい
たら、手をあげて下さい」。これは関野吉晴、前田次郎『舟をつくる』徳
間書店の冒頭。毛糸と編み針買って編んだセーターなんて当然没ですよね。
摘んできた菜の花のおひたし、つくしの卵とじ、ダメですよね。水も鍋も
燃料も調味料も全部市販品だもの。何一つなしが私の答え。これは砂鉄を
集めて炭を焼いて精錬し、工具をつくるところから始める丸木舟づくりの
本。気が遠くなるがちゃんと舟は完成し、航海までやり遂げられている。
■2017年04月10日 風邪予防の個人的新説
桜が咲いたからもう冬は終わったね、この冬は風邪ひかずに乗り切ったよ
とおとん。ほんとだ!すごい。私は結構長引くのをひいちゃった。ひかな
い秘訣はなんと「手袋」だと思うんだって。意外だった。電車の中でも外
さなかったそう。降りたときに寒いから、車中では手袋をしない方がいい
かなと考えて脱いでいたのだが、確かに風邪は何より手からうつるのだし、
つり革だの何だの、電車の中では物に触ってばかりだから、風邪の予防に
手袋はよいのかも知れない。夏のTXは極寒だからいつも手袋してますよ。
おそともすき